異動はストレスです。
新しい業務や人間関係。変化が苦手な内向型は特に不安を感じます。
しかし、何もしなければ不安なまま。
解消するには行動が必要です。
今回は、過去12年で6回異動を経験した転勤族の私が、異動の不安を減らすためにできることを考えてみました。
【最初に】不安になるのは当たり前
まず最初に、異動で不安になるのは当たり前ら、と認識してください。
人間の本能だからです。
動物には縄張り意識があり、そこから出るのは危険だ!と遺伝子レベルで組み込まれています。人間も同じ。
異動で環境が変わるのは、縄張りから出ること、つまり危険なこと。
人間の本能として、不安を感じるのは当然なのです。
意識して消せるものではありません。
大事なのは、不安になるのは当たり前で、自分のメンタルが弱いからではないと認識することです。
不安を減らすための工夫3選
不安は本能なので完全に消せませんが、減らすことはできます。
不安を減らすための行動を3つ考えてみました。
変化の幅を小さくする
環境が変わると不安になるので、環境をあまり変えないようにすれば不安も小さくなります。
自分で調整できる部分は異動前と変えないようにしましょう。
例えば、勤務地が変わって家を出る時間が変わる場合。
異動初日にいきなり起床時間変えるのはストレスです。数日前から起床時間を変えて生活リズムを慣らしておきましょう。
(私は通勤ルートの確認のため、事前に新職場へ下見に行くこともあります。一度通っただけでも安心するので初日のストレスがへらせますよ)
他にも、いつも飲んでるコーヒーを持参する、デスクの上に置くモノの配置を前部署と同じにするなど、可能な限り異動前と同じ環境になるよう工夫してみましょう。
異動のメリットを書き出す
不安は悪い想像から生まれるもの。仕事が難しかったらどうしよう、上司と合わなかったら嫌だな、等。
しかし、不安の90%は起こらないと言われます。
起こるかわからない不安に支配されるより、異動のメリットに目を向けましょう。
ただ想像するだけでなく具体的に紙に書き出してみてください。
手を動かして紙に書くと脳の記憶が強化されます。
異動の良い点をたくさん考え脳に刻み込み、不安を減らすのです。
異動のメリットは、人間関係がリセットできる、スキルアップの機会になる、新しい経験をすることができる、など。
書いてるうちに異動も悪くないなって思えますよ。
情報を集める
不安は動物の本能ですが、具体的には脳の偏桃体という部位が興奮して起こります。
偏桃体の興奮を収める方法は、言語情報を入れることです。これは人間にしかない機能だとか!
例えば、病気の患者に医者がリスクや治療法を言葉で説明したら不安が和らぎます。
このように人間は知らないことに不安を感じますが、具体的な情報が分かれば不安も減らせるのです。
異動が不安なのは情報がないから。
新しい上司、仕事内容、雰囲気。勝手に悪い想像をして不安になっていきます。
出来る範囲で、異動先の情報を集めてみましょう。
前任や仲のいい同僚に聞く、新部署の業務を調べてみる、など。
マネジメントやコミュニケーションの本を読んで勉強するのもいいです。
ただし、情報を完璧に集めるのは不可能。
情報収集自体がストレスにならないよう気を付けてください。
【まとめ】異動で心身の健康を崩さないようにしよう
以上、異動の不安を減らすためにできることでした。
異動をきっかけに心身の健康を崩す人は多いです。
不安は人間の本能なので完全になくすことはできませんが、工夫次第で減らすことはできます。
過度なストレスを抱えないようにしていきましょう。
【参考】樺沢紫苑さんYoutubeが役に立ちます
今回の内容は、こちらの樺沢紫苑さんのYoutubeを参考にしました。
とても役に立つのでぜひ見てみてください。