「真面目だね」
これって褒め言葉じゃないですよね。
内向型は真面目だねと言われやすいです。
マルチタスクが苦手、雑談が嫌い、他人に興味がないといった内向型の特徴は、融通が利かない、人として面白みがない=「真面目」と否定的に捉えられがち。
このような内向型の性質は生まれつきで変えられません。
気にしなければいいのです。
が、そうは言っても「真面目だね」と言われるのは嫌なもの。
我慢して聞いても下手に反論してもモヤモヤします。
そこで、内向型が「真面目だね」と言われた時の、モヤモヤしない対処法を考えてみました。
会話を続けない
大原則として「真面目だね」と言われても相手にしないでください。
内向型の性質を知らない相手に「私は真面目じゃない」と否定しても理解されません。
加えて内向型は話すのが苦手。アドリブの言い合いで相手を納得させるのは不可能です。100%自分が負けます。
下手に言い返しても嫌な思いをするだけ。「真面目だね」トークは相手にせず会話を終了させましょう。
会話が続くとき:自分は真面目で問題ないことを主張する
自分は会話する気がなくても相手が続けてくるときもあります。
その時は、「自分は真面目で何も問題ない」と一方的に主張してください。
「真面目だね」は外向型が内向型を否定する言葉です。
価値観が正反対の外向型にとって、内向型の言動は理解できず居心地が悪い。だから「真面目だね」と攻撃してくるのです。
価値観の違う相手に反論しても無意味。
「私は真面目じゃない」と否定するのでなく、「私は真面目でいる方が楽。自分が好きで真面目にしてる」と主張しましょう。
例えば、あなたが仕事の準備を一生懸命やってる時、同僚から「そんな頑張って準備するなんて真面目だね~」と言われたら。
カチンときますが、ここでムキになってはいけません。
内向型は不安を感じやすいため、仕事の準備をしっかりして不安を解消させるのは理にかなった行為です。何ら否定されるものではありません。
「私は心配性だからしっかり準備した方がいい仕事ができる。自分を安心させるためにやっている」と言いましょう。
相手を納得させる必要はありません。
あくまで一方的に自分の考えを主張するだめ。相手の反応はどうでもいいのです。
自分が自分のためにやっていることを周りに否定される筋合いはありません。
それでも相手が否定して来たら、
「人それぞれだよね」
と言って会話終了です。
これ以上会話してもメリットがありません。
場合によっては席を立つ、電話に出るふりなどして強制的に終わらせてましょう。
自分も相手も否定しない
気を付けたいのが、自分の考えを一方的に主張しても相手の考えを否定してはいけません。
つまり、私を真面目だと思う相手の価値観を否定してはいけないのです。
内向型に自分の価値観があるように、相手にも価値観があります。
外向型の相手にとって内向型の価値観は理解しがたい。
「私は真面目じゃない」と否定するのは相手の価値観を否定すること。
相手も嫌な気持ちになり反論してきます。
お互いの価値観を否定し合うのは気分のいいものではありません。
かと言って言われるがままだと自分を否定することになるので、「私は真面目で何も問題ない」と主張しましょう。
自分の価値観も相手の価値観も否定しない。
私を真面目と思うあなたの考えは間違ってないけど、私は真面目であることに何ら問題はない。人それぞれだよね。
このスタンスで行きましょう。
価値観が違うのだから、会話は平行線でいいのです。
まとめ(私の経験談)
以上、「真面目だね」の上手な返し方でした。
・会話を続けない
・会話するなら自分は真面目で問題なことを一方的に主張
・相手も自分も否定しない
少数派の内向型は周りから理解されにくく、否定的に捉えられがち。
日頃から自分の内向型としての性質を周りに伝えていくことも必要です。
内向型らしさが伝われば、「真面目」というワードで否定されることもなくなりますよ。
最後に私の経験談ですが、私も昔はよく「真面目だね」と言われてました。
上司に真面目すぎるからお前はダメなんだと説教され泣いたこともあります。
真面目と言われた一番の原因は、自信のなさだったと思います。
しっかり準備しないと仕事ができない、何でも考えすぎる、完璧じゃないと不安、
こんな自分はダメだと思ってたのです。
今は内向型であることに自信を持ち、むしろ私の強みにしています。
しっかり準備しない同僚より完璧に準備する私の方がずっといい仕事ができてるはず。
真面目で何が悪い!くらいの気持ちでやってたら、不思議と真面目と言われなくなりました。むしろ仕事で評価されるようになったのです!
「真面目だね」と言われるのが辛い内向型の皆さん、
真面目を直そうとするのでなく、強みと思って自信を持って行きましょう。
自信を持てば真面目と言われることもなくなると思いますよ。