自分らしく生きる ~内向型公務員ブログ~

何かと悩みがちな内向型の国家公務員です。日々思ったことを書いてストレス発散しつつ、自分らしい生き方、働き方を探していきます!

価値感リストで幸せになる

自分が大切にする価値観をはっきりさせることは、幸せな人生につながります。

 

周りに流されやすい内向型は、自分の価値観をはっきり定め、ブレない軸を持つことが重要です。

 

価値観をはっきりさせるために、価値観リストが役に立ちます。

 

価値観リストとは?

価値観リストは、多くの人が価値観を抱きやすい価値観がリスト化されたもので、その中から自分にとって大切な価値観を10個選び順位付けします。

 

「価値観リスト」は、こちらのサムさんのYouTube動画で紹介されています。

メンタリストDaigoさんの著書『超客観力』の紹介動画で、1:45~価値観リストについての解説になります。

動画3:15~価値観が列挙されていきますので、動画を一時停止しながら選んでみて下さい。


www.youtube.com

 

10個選べない場合は、3個、5個でもいいと思います。

個人的には10個も選ぶと逆にどれが大事か分かりにくくなるので5個くらいでいいと思います。

 

選んだら理由を考えてください。理由をより明確にするため、紙に書くのがおすすめです。手帳などに書いて繰り返し見ると、自分の価値観をより認識できるようになりますよ。

 

参考ですが、私の価値観と理由はこちらです。

1.希望(ポジティブで楽観的に生きる)

 ~楽観的で、心穏やかな状態の自分が一番好きだから。

2.健康

 ~健康はすべての土台で、体の健康が心の健康につながるから。

3.貢献(誰かの役に立つ)

 ~自分がメンタルを病んで回復するまでにいろんな方に助けていただいたので、自分も誰かを幸せにする活動がしたいと思うから。

4.情熱(何らかに対する情熱を持つ)

 ~趣味でも仕事でも何かに打ち込んでる人はカッコいいと思うから。

5.寛大(広い心を持つ)

 ~小さいことにイライラせず広い心でいる方が幸せになれると思うから。

 

これから迷うことがあったら、ポジティブで楽観的に生きられる方を選びたいと思います。

 

価値観は変わる!

価値観リストは、前にもブログで紹介しました。
sayamaru.hatenablog.com

 

半年前の私の価値観は、1.健康、2.知識、3.成長、4.単純 でしたので、かなり変わっていますが、私は良い変化だと思ってます。

特に「貢献」が上位に入ったのが嬉しかったです。

 

恥ずかしながら私は今まで心から誰かの役に立ちたいと思ったことがありませんでした。表面上は誰かに尽くしてるように見えても、内心は自分が嫌われたくないからやってたことでした。

 

今回貢献を選んだ理由は、自分がメンタルを病んで回復するまでにいろんな方に助けていただいたので、自分も誰かを幸せにする活動がしたいと思ったからです。

 助けていただいたのは周りの友人や同僚だけではありません。

 

価値観リストを知るきっかけになったyoutuberサムもそうだし、このブログで何度も紹介している樺沢紫苑さんの本やYoutubeは、私がメンタル回復するにあたりとても参考になりました。

 

 一方、自分の職場やSNS等には、メンタルで苦しんでる方がたくさんいます。私と同じ内向型で生きづらさを感じている方が一人でも幸せになってほしいと思うし、そのために自分にできることを何かしたいと思っています。

 

自分のメンタルが安定すると、心から誰かの幸せを願うことができるようになるのですね。

  

幸せになるための「価値感リスト」

以上、価値観リストについてのご紹介でした。

価値観リストは幸せになるためのものです。

 

価値観を明確にすると、ブレない軸が持てるので、自分に自信が持てます。

自分に自信が持てると、自分が好きになって幸せになれるのです。

 

幸せになるための価値観リスト、ぜひやってみて下さい🎵🎵

 

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『アルジャーノンに花束を』感想。気づかない幸せと無意識に人を見下す心

アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス著)の感想です。

 

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<ストーリー>

幼児並みの知能しか持たない32歳のチャーリーは知能が向上する脳手術を受ける。同じ脳手術を受けたネズミのアルジャーノンはチャーリーの競争相手。やがてチャーリーの知能は向上し天才へと変貌していくが、その過程で今まで気づかなかった人の本心や、知能だけでは理解できない愛情などに気づいていく。

 

世界的に有名な作品で、日本では何度かドラマ化されました。

 

 <感想> 

一番心に残ったのは、チャーリーの知能が上がり、自分は周りに見下されていたことに気づき、そして自分も無意識に人を見下すようになっていたところです。

 

パン屋で働いていたチャーリーは、同僚から嫌がらせを受けていました。手術を受ける前はそれに気づかず、みんな自分が好きなんだと思っていました。

手術をうけ知能が上がってから、自分は同僚に馬鹿にされていたこと、見下されていたことに気づきショックを受けます。

気付かない方が幸せだったかもしれません。

 

それと同時に、チャーリー自身も変わっていきます。

以前通っていた知的障害者の学校に顔を出した時、そこで働くキニアン先生から、知的障害の生徒を見る目が人を見下す目になっていた、以前のあなたはそんなんじゃなかった、と言われます。

 

また、パン屋の同僚からもだんだん敬遠されていきます。

天才になったチャーリーですが、自分が同僚よりはるかに賢いことが理解できず、なぜ同僚が自分の話についてこれないのか不思議に思います。

そんな態度が同僚から反感を買い、ついにはパン屋をクビになります。

チャーリーは無意識に人を見下していたのです。

 

気付かない幸せと無意識に人を見下す心について、私にも似たような経験があるなと思いました。

 

数年前に霞が関で働いていたころ、とあるキャリアさんにすごく見下されていた気がしました。ことあるごとに「コイツ何でこんなことも理解できないの?」って顔をされ、辛くてよくトイレで泣いてました。

 

その人が異動になり、次に来たキャリアさんがすごく良い方で、いつも丁寧に分かりやすく説明してくれ、とても仕事がやりやすかったです。

見下してきたキャリアさんはほんと嫌な人だったなと心から思いました。

 

その後、私が別の部署に異動し、そこで非常勤職員さんと一緒に働くようになったのですが、この非常勤さんが全然仕事が出来ない人でした。

なんでこんなことも理解できないんだろう、と不思議に思っていました。

 

ある日非常勤さんが、仕事が分からなくて辛いと泣いてしまいました。

その時に、これって前の見下してきたキャリアさんと私と同じでは!?と思いました。

 

私は見下すつもりなんかなく、何でわからないんだろう??と不思議に思ってただけでしたが、非常勤さんからしたら私に見下されていたようで辛かったのです。

 

あのキャリアさんも私を見下していたのではなく、ただ単になぜ私が理解できないのか不思議なだけだったのかもしれません。

 

それからは、非常勤さんにも分かりやすく丁寧に説明することを心がけるようになりました。

が、本音としては泣かれるのが怖いから必要以上に気を遣って優しくしてただけです。内心、何でこんなに気を遣わなきゃいけなんだろう、面倒だな、と思ってました。

 

その時に、私に優しかったキャリアさんも内心こんな気持ちだったのではないかと思いました。

前任から私が泣いてたことは聞いてたかもしれないし、泣かれるのは困るから必要以上に優しく接してくれていただけではないか??内心は今の私のように面倒だなと思ってたのではないか??

 

そう気づいてから、自分が恥ずかしくなりました。何も知らずにキャリアさんのことを、この人は私を見下してくるから嫌いだ、この人は優しくしてくれるから仕事がやりやすい、とか勝手に思ってました。

 

変わっていくチャーリーを見て、気づかない幸せと無意識に人を見下す心について、過去に自分も似たような経験をしたことを思い出しました。

 

 

<おわり>

このように感想を書いてみて、私は考えすぎ、気にしすぎだなと思いました。

キャリアさんの本心は全く違うかもしれないし、本当に心から優しくしてくれていたのかもしれません。

 

ただ、無意識に人を見下すことは注意したいです。

私は見下される気持ちと見下す気持ちの両方を経験してるので、無意識に人を見下して嫌な気持ちにさせないよう、意識的に気をつけたいです。

 

年齢的にも人に教える機会が増えているので、この小説を読んで、無意識に人を見下す気持ちについて改めて考えることができたのは良かったです。

 

 

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面倒な人をスルーするコツは、自分に嫉妬してるんだなと思うこと

相手の言動を気にしがちな内向型は、いちいち反応しないスルースキルを身に付ける必要があります。


こちらの本が参考になるので紹介します⇩

 

『スルースキル あえて鈍感になって人生をラクにする方法』(大嶋信頼著)

 

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感想(2件)


スルーするコツは、

相手は私に嫉妬してるんだなと心の中で思うことです。

 

上司が仕事で嫌味を言ってきたり、同僚が面倒な質問をしたりしてくるのは、自分に嫉妬してるからです。

 

これを嫉妬の発作と言い、自分より下の立場の人が自分にないものを持っているときに発生します。

嫉妬の発作が起こると人格が変わり、本人もコントロールできなくなるので、反応しても無意味なのです。

 

上司が部下に仕事の嫌味を言ってくるのは、部下の若さに嫉妬しているからです。

 

部下が楽しそうにおしゃべりしてるのを見た時、上司は楽しそうな部下が羨ましくて嫉妬の発作を起こす。

おしゃべりしながら呑気に仕事するなんておかしい!間違いを指摘してやる!と、ささいなミスを嫌味っぽく指摘してくるのです。

 

この時、上司の言葉を真に受けて反発してはいけません。

上司は嫉妬の発作で人格が変わってるので、下手に反応すると関係が悪くなります。

 

心の中で「上司は嫉妬の発作起こしてるなー。」と思ってスルーしましょう。


私はこのようにスルーすることで、相手の言動にモヤモヤすることが減りました。

 

私には50代の女性係員の部下がいて、何かと私に突っかかってきてうんざりしてたのですが、この人は私に嫉妬してるのだ思うことにしました。

 

年下係長の私が責任ある仕事をバリバリ?やってるのを見て、同じ女性として嫉妬してるのです。


嫉妬の理由は自分のいいように想像して決めつけちゃえばいいのです。心の中で思うのは自由です。 

 

私に嫉妬するなんてかわいそうな人だなと思え、反応するのがバカらしくなり、「そうですねー」でスルーできるようになりました。

 

 

相手の言動を気にせずスルーするコツは、

「私に嫉妬してるんだな」と心の中で思うことです。

 

気にしがちな内向型は、面倒な人は「私に嫉妬してるんだな」と心の中で思ってどんどんスルーして行きましょう!

 

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超簡単に書ける!読書感想ブログのテンプレート

本の感想ブログを書くのが苦手な方はいませんか?

 

私は読書が大好きで、1ヶ月に30冊くらい読みます。

せっかくブログをやってるんだから本の紹介や感想をブログに書きたいと思ってるものの、上手く書けず何度も挫折してきました。

 

私のように、読書は好きだけど感想ブログがうまく書けない方に是非ご紹介したい「読書感想のテンプレート」があります!

 

『ビフォー + 気づき + To Do』 

 

です。

 

こちらは精神科医で作家の樺沢紫苑さんのベストセラー『アウトプット大全』で紹介されています。

 

学びを結果に変えるアウトプット大全 [ 樺沢 紫苑 ]

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この本ではアウトプットの重要性とそのやり方が詳しく書かれています。

読書感想ブログもアウトプットの一つです。

本を読んだら感想を書く、そうすれば記憶に定着し、本の内容が身に付き、自己成長につながる、本を読んでもアウトプットしなければ意味がない、とのこと!

 

ビフォー+気づき+To Do の説明

テンプレートを具体的に説明します。

 

まず、ビフォーは本を読む前の自分についてです。

なぜこの本を読もうと思ったのか、どんな悩みを抱えていたのか。

 

気付きは、本を読んで得た知識や思ったことなど、まさに本を読んで得た気付きについて書きます。

 

最後のTo Doは、本を読んだあとの自分についてです。

読む前に抱えていた悩みがどう解決されたか、本を読んで自分にどんな心境の変化があったか、これからどんなことをやっていきたいか。

 

以上です。

すごく簡単ですよね!

 

このテンプレートを使って『アウトプット大全』の感想を書いてみるとこんな感じになります。

 

私は今まで、読書は好きだけど感想を書くのが苦手でした。(ビフォー)

 

『アウトプット大全』を読んで、読書感想は「ビフォー+気づき+To Do」のテンプレートを使えば簡単に書けることを知りました。(気づき)

 

これから、本を読んだらこのテンプレートを使ってブログに感想を書いていこうと思います。(To Do)

 

これを基本の型にして、もっと具体的に書いていけば、1000文字くらいの読書感想ブログは書けると思います。

 

ちなみに、こちらの過去記事は、「ビフォー+気づき+To Do」のテンプレートを意識して書いてみたものです。 

sayamaru.hatenablog.com

 

 

 小説の感想の書き方

 「ビフォー+気づき+To Do」のテンプレートは、ビジネス書などの感想には使いやすいですが、小説の感想は少し書きにくいかもしれません。

ビジネス書は明確な目的があって読みますが、小説は何となく気分で読むことが多いので、気づきが書きにくいと思います。

 

なので、小説の感想は登場人物の生き方に対し自分がどう思ったかを意識して書いたらいいと思います。

 

登場人物の生い立ちや行動、感情について、共感できる部分があれば全く自分と違う部分もあります。

こういったことを「気付き」とし、これを知る前と後の自分を「ビフォー」と「To Do」にします。

 

私の一つ前のブログで『ソロモンの偽証』(宮部みゆき著)の感想を書きましたが、テンプレートに忠実に沿って書くとこんな感じになります。

 

私は自分の両親とあまりいい関係が築けていなくて、たまに悩むこともありました。(ビフォー)

 

『ソロモンの偽証』に登場する柏木宏之が、弟ばかり気にかける両親に対し不満を持ったり、親の関心を独占する弟へ怒りが湧いたりするのを見て、私と同じだなと思いました。(気づき)

 

小説の中とは言え自分と同じ気持ちを持つ人がいることを知り、私だけじゃないんだなと思えて心が少し楽になりました。(To Do)

 

『アウトプット大全』の著書・樺沢紫苑さんは、小説は自分と向き合うための道具だとおっしゃっています。 (下段リンクの樺沢さんのYoutubeでお話しされています)

小説を読むことで、他人の人生を生きることができます。自分では生きられない人生を体験することができます。

自分が主人公の立場だったらどうするか?私だったらこう思う!と考えることが自己成長につながります。

 

小説は自分と向き合うための道具というのは本当にその通りだなと思います。

『ソロモンの偽証』の感想に書いた通り、この小説を読んで、親との関係が上手くいかないのは私だけじゃないし、悩んでも仕方ないなと思うことができました。

それに、ブログに書いたことでより一層そう思えました。アウトプットの力ですね!

 

こちらの樺沢さんのYoutubeで小説を読むことについてお話しされています。


www.youtube.com

 

大事なのはアウトプット(=書くこと)!

超簡単に書ける、読書感想ブログのテンプレートとして、「ビフォー+気づき+To Do」をご紹介しました。

 

一番大事なのは、アウトプットすることです。

テンプレートを意識すると逆に書きにくくなる場合は、思いつくままに書いてしまえばいいと思います。

下手でも何か書くことが自己成長につながります!

 

私も、これからはもっと積極的に読書感想ブログを書いていこうと思います😃

 

 

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宮部みゆき『ソロモンの偽証』感想。登場人物の家族関係に共感!

宮部みゆきの長編ミステリー小説『ソロモンの偽証』の感想です。

 

文庫本で全6巻もある読み応えのある作品で、連休に一気読みするのにおすすめです!

 

ストーリーは、

クリスマスの夜に男子中学生が学校の屋上から転落死する。学校や警察は自殺と決めつけるが、同級生が突き落としたのを見たという告発状が送られたのをきっかけにマスコミも巻き込み事態は混乱していく。そんな中、主人公・藤野涼子ら同級生たちは、自分たちで事件の真相を知りたいと、学校内裁判を始める。

というもの。

 

公式サイトもあるので詳しくはこちらへ⇩

www.shinchosha.co.jp

 

宮部みゆきの長編ミステリー小説は、謎解きそのものよりも登場人物の生い立ちやそれに影響を与えた社会情勢などに焦点があてられているイメージがあります。いわば起承転結の「承」がめちゃくちゃ長い感じです。

この作品も「承」の部分がとにかく長い。1~6巻のうち、1巻の後半から6巻の前半くらいまで「承」、6巻の後半で一気に「転」、「結」って感じです。

 

事件の真相そのものは中盤くらいでなんとなく想像がつきます。結末を読んで、あーやっぱりなって思いました。

 

それよりも、私がこの小説を読んで引き込まれたのは登場人物たちとその家族関係です。メインの登場人物は自殺した中学生の同級生たちで、その家族との関係が描かれています。

 

一見普通そうに見えても問題を抱えている家庭、自分勝手に子供を支配しようとする親、過保護すぎて暴走する親、色々です。

 

私がそうなのですが、親とあまりいい関係を築けていない人が読むと、登場人物たちの家庭の中に「あー、うちと一緒だな」と共感できる家庭が一つはあると思います。

 

私が「うちと一緒だな」と思ったのは、自殺した中学生・柏木卓也の家庭です。

 

柏木卓也は子供の頃から病弱で、両親は卓也のためにいい病院を探し回り、中学生になって卓也が不登校になったら、父親は卓也のために仕事をやめてようとさえする。こんな感じで両親の頭の中は常に卓也のことばかりです。

 

卓也には4歳年上の兄・宏之がいます。宏之は両親からいつも、お兄ちゃんだからしっかりしなきゃ、とか、卓也と違って健康なのだからわがままいうな、みたいなことを言われ続けてきました。

 

宏之は、最初は卓也を心配しつつも、だんだん卓也がうっとうしくなってきます。卓也は両親の気を引くためにわざと病弱なふりをしてるのではないかと考えるようになり、ある日卓也に暴力をふるってしまいます。当然両親は卓也をかばい宏之を責めます。

それをきっかけに、宏之は自分はこの家族と一緒にいるとダメになる気付き、家を出て祖父母と暮らすようになる。そうして数年後、卓也は自殺してしまう。

 

この宏之・卓也兄弟が、私と似てるなと思いました。

私には3つ上の姉がいますが、姉は中・高校生の頃は警察のお世話にもなるような問題児でした。両親は姉のことでいつもケンカばかりで、同時期に父が浮気してたこともあり、家の中の雰囲気は最悪でした。

 

私はというと、自分で言うのも何ですが絵に描いたような真面目でおとなしい優等生でした。成績もいいし、部活も頑張るし、生徒会役員もやったり。

でも、外面は優等生でも中身は内向型人間。はっきり言って学校はしんどい場所でした。

 

こんな時、家が落ち着く場所だったら良かったのですが、私にとって家もしんどい場所でした。両親は毎日ケンカだし、そもそも私の話を聞いてくれる雰囲気は全くない。

 

母の口癖は「普通でいい」でした。私まで姉のように面倒になったらもう手に負えない、おとなしく普通にしてくれ!ってことです。

たまに学校生活の悩みを母に話すこともありましたが、「そんなこと私に言われても困る」ってよく言われました。姉のことでいっぱいいっぱいの母にとって、私の悩みなんて「そんなこと」レベルだったんでしょうね。。。

 

多少状況は違えど、兄・宏之の立場が私と似ていて、宏之の気持ちや行動にすごく共感しました。親への不満と、親の関心を独占するきょうだいへの苛立ち。

特に宏之が家を出たいと切実に思ったところが同じで、私も高校を卒業したら何があっても地元から離れた大学に行くと決めていました。

 

私のように親との関係に悩んでる人は、自分と同じ気持ちの人がいると知れただけでも心が軽くなります。小説の中とは言え、私と同じ気持ちの宏之を見てちょっと気持ちが楽になりました。

 

親との関係って、中学生~高校生くらいの時期にちゃんとした信頼関係が築けるかが大事です。

それができないと大人になっても心から親と仲良くはなれないです。私はもう親と心から仲良くなるのは無理だなと思うし、別にそれでいいと思っています。

 

宏之がこの後両親とどのような関係を築ていったかは分かりませんが、弟の死をきっかけに両親と少し打ち解けられたようでしたので、もしかしたらいい関係を築けているかもしれません。

 

 

以上、ちょっと重くなりましたが、『ソロモンの偽証』の感想でした😃

 

純粋に宮部みゆきの濃厚な長編ミステリーを楽しもうと思って読み始めたのですが、まさは自分の家族関係を思い返すことになるとは思いませんでした。

謎解き以外の部分にも魅力があるのが、宮部みゆき作品の魅力ですね!

 

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