こんにちは。自分らしい働き方を模索中の内向型公務員SAYAmaruです😊
『チーズはどこへ消えた?』という本を読みました。
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累計2400万部を越える世界的ベストセラーです。
童話のように見えて実はビジネス書なのですが、「変化」について考えさせられる1冊です。
『チーズはどこへ消えた?』のあらすじ
迷路の中のチーズを探していた小人とねずみは、ある日大量のチーズを見つける。
しかし、しばらくするとチーズが消えてしまう。
チーズは永遠にあるものと思い込んでいた小人は「なぜ無くなったんだ!?」焦りうろたえるばかりで、何も行動できない。
一方ネズミは、日ごろから周りの状況を観察し、チーズはいつかなくなると覚悟していたので、無くなったと分かるとすぐに別の場所にチーズを探しに行く。
悩み続けていた小人は、行動を起こさなければ何も変わらないことに気づき、恐怖を乗り越え新しいチーズを探しに迷路を歩きだす。
やがて小人が新しいチーズを発見すると、そこには先に出発していたネズミが待っていた。
というお話です。
この本が教えてくれること
この本のテーマは、「変化を恐れるな!」です。
小人はチーズが無くなったと気づいても、すぐに行動に移せませんでした。
チーズがあるのが当たり前という現状に慣れてしまい、新たなチーズを求めて迷路に探しに行く、という変化を恐れたからです。
それどころか、明日になればまたチーズが出てくるんじゃないか、と行動しない理由ばかり考え続けます。
現状に満足していると、新しいことに挑戦したり、今までのやり方を変えるのに躊躇してしまいます。
ですが、そうして変化を恐れていると先に進めません。
この物語でも、あれこれ考えずすぐに行動したネズミが、新しいチーズという成功を先に手にしています。
コロナで世の中が劇的に変わっている今こそ読むべき1冊ではないかと思います。
内向型の私が感じた「変化」に対する捉え方
この本の一般的な教訓は上に書いたようなことですが、内向型の私は少し違う感想を持ちました。
刺激が苦手な内向型にとって、「変化」はあまり相性のいいものではありません。
内向型がやみくもに「変化」を求めると、自分を苦しめてしまいます。
数年前の私がこの本を読んだら、変化を恐れてはいけない!もっと色んなことに挑戦しなきゃダメだ!苦手なことも逃げずに頑張ろう!と自分を追い込んでしまったと思います。
だからといって「変化」に対応できないのも問題です。
では、どうすればいいのか?
この本を読んで思ったのが、
変化をもっとシンプルに捉えればいい
ということです。
内向型らしい「変化」の対処法
この物語では、ネズミはチーズがないと気づくとすぐに新しいチーズを探しに行きます。
「チーズがない」という変化を大げさに捉えず、「無いなら探せばいい」とシンプルに考えています。
一方、小人はチーズがないことを大げさに捉え、「なぜ無くなったんだ!?」と無駄にあれこれ考えます。
私も小人と同じく、変化を大げさに捉え、あれこれ考え悩むことが多いです。
例えば、上司が変わるとき。
自分の苦手なタイプだったらどうしよう、嫌われたらどうしようと勝手に考え悩みます。
悩んだ挙げ句、私がやりがちな対処法が、ムダにニコニコ接する、積極的に雑談する、飲み会でコミュニケーションをとる、といったことです。
内向型の私には合わないやり方です。
なので、あれこれ考えて無理やり変化に対応しようとするのではなく、
・そもそも上司に好かれる必要はないんだから、苦手なタイプかどうかで悩む必要はない(=自分にとって大した変化ではないと捉える)
・仮に苦手なタイプだったとして、どうしてもストレスに感じるなら異動を希望すればいい(=嫌なら逃げる、とシンプルに考える)
こんな風に考えればいいんじゃないかと思います。
内向型は脳の構造的にあれこれ考える傾向があり、真面目に頑張りすぎてしまいます。
これは長所でもありますが、やりすぎると自分を苦しめます。
変化を大げさに捉えず、もっとシンプルに考える、という意識が必要ではないでしょうか?
まとめ
仕事でもプライベートでも、生きていく上で「変化」は避けられません。
内向型にとって「変化」は「ストレス」にもなり得ます。
「変化」に上手に対応していくために、「変化」を大げさに捉えず、もっとシンプルに、自分にあったやり方で対応していくことが大切だと思います。